美しい景色を見ながら、快適なドライブを1時間余り続けた頃、緑の平原の中唐突にそれは現れた。
堂々と聳える異様な環状列石、世界遺産のストーンヘンジである。
多くの観光客が取り巻いている。
周囲の平和で牧歌的な空間とは明らかに異とする巨大な石の建造物はまるで宇宙基地のようである。
子供の頃「世界七不思議」や「世界のミステリー」的な本をよく読んでは
古代のミステリーワールドにわくわくと夢や憧れを抱いていたものだ。
確かエジプトのピラミッドやスフィンクスをはじめ、オリンピアのゼウス像、アレクサンドリアの大灯台等々、
現存するものや伝説・神話の世界の中で現在は原形をとどめていない建造物も多い。
そんな好奇心から、経済力がついてからの海外旅行は渡航テーマの大きな柱になっていった。 ペルーのマチュピチュやナスカの地上絵、ヨルダンのペトラ遺跡、イスラエルのエルサレム、
エジプト・ギザやメキシコ・マヤのピラミッド、チュニジアのカルタゴ、中国の万里の長城、
カンボジアのアンコールワット、スリランカのシーギリア、ミャンマーのバガン等々、
気が付けばこの20年時間の許す限り興味の湧く世界のミステリースポット巡りをして来たように思う。
欲深いことに正直まだまだ行き足りていない。
昨今のパワースポットブームでこういったテーマ旅行のスタイルが徐々に増えてきているようである。
そして今回は未開拓のイギリス・パワースポット巡りである。
パワースポットという定義はよく分からないが、いくつかカテゴリーがあるように思う。 1.歴史的な史所でその地と当時の人々のエネルギーを享受出来るスポット 2.大地の自然そのもので、地球エネルギーが噴出するスポット 3.先史文明からの遺跡や自然・地形を通して、宇宙エネルギーと交流出来るスポット 万里の長城やタージマハールは1の例、アメリカセドナは2の例、ピラミッドやナスカの地上絵、
そしてストーンヘンジは3の例である。
ストーンヘンジはある程度接近できるが、今は保護の観点で直接触れることは出来ない。
でもその場にいるだけでただならぬ磁場のエネルギーを体感出来る。
入り口では世界10ヶ国以上の言語に対応したオーディオガイドが貸りられるが
この地の歴史や習俗等、想像の域のお話ばかりで、核心の目的や建造方法については判明できていない。
よく言われる太陽や月の動きの観測所や祭事用の神殿だけであったのだろうか?
恐らく岩と形状から、宇宙エネルギー、または神の降臨の"ひもろぎ"としての人工盤座だったのではないだろうか?
垂直に立ったストーンはモアイ像同様建造方法は想像の範囲だが、
水平に架けられた何トンもある梁のストーンは説明がつかない。
エジプトのピラミッド同様、重力を軽減する魔法や呪力で巨石を持ち上げたのか、
ナスカの地上絵のように宇宙人が手伝ったのか・・・
あいにくの雨混じりの曇天のなか、3000年以上前に誰が何の目的で如何にして建造したかを
あれこれ想像しながら約2時間のエネルギー浴を満喫した
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