行者と本尊が一体になるための真言宗の秘法
金剛界・正念誦法


●まず両手の中に念珠を取り、焼香に薫ずること三度。左右左で薫じる。



正念誦真言 数珠を入れた手を口の前に持ってきて三回唱える。

 オン・ベイロシャノウ(遍照尊)・マラ(数珠)・ソワカ



次に下記の文を唱える。

    がよくばっさい むよかい        いっさいうじょう しょくなん
 我欲抜済・無餘界  一切有情 諸苦難  
 (苦しみにある、生きとし生けるものも、我欲を捨てれば無境界の世界に行けるよ)

   ほんらいぐそく さはんにゃ    ほうかいさんまい そうげんぜん
 本来具足・薩般若  法界三昧 早現前
 (光の世界はすぐに出現するよ、だって悟りの智慧は最初から備わっているのだもの)



旋転念珠真言 母珠を右手で持ち上げ、左手を滑らせる。下記の文を三回唱える。


オン・バザラ・グキヤ(グヒヤ)  縦に(オン・金剛の・秘密)
ジャハ・サンマエイ・ウン    横に(念誦の本誓において願はかなう)




正念誦真言 各真言を唱える。108回〜1080回



イメージ

行者に対面して半透明の本尊が座している。

行者の中央脈管は頭上から会陰まで、54個の数珠が貫通し、
対面している本尊の会陰から頭上まで、残りの54個の数珠が貫通し、
両者を結んでいる。

センターチャネルを意識しながら
大日如来マントラを唱える

オン・バザラダトバン


数珠のでこぼこは、背骨の出っ張り。
見えない指先で、一個一個、頭頂から数珠を
親指と人差し指で数を取っていく。

同時に手の指で胸の前の数珠を繰る。


●マントラを唱え終わると、
 本尊が20cmくらいの大きさになる。


●本尊が頭頂から入り、自分と一体化する。


●毛穴ひとつひとつから光が輝き出すイメージ。


●念誦終わって、手の中に入れ、口の前にささげ

 しゅじゅう ねんじゅほう     いししょう ふくでん
 修習・念誦法   以此勝 福田  
 (念誦法に慣れれば、この世で福が来るよ)

  ほうかい しょうじょう      そくじょう だいにちそん
 法界・諸有情  速成 大日尊
(光の世界の生きとし生けるものは、大日如来の身になるよ)




●念珠を焼香に薫じ元の場所に置く。