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先生お返事ありがとうございます。 お返事の最初に「ご自身が輪廻を信じない者だ」というご意見がありました。 私は皆様に「信じることは智慧の放棄につながる」と語っています。 そしてそのフレームを信じ、依存するようになります。 自分の心に掛かっているフレームを発見することは大変難しいのです。 信じるという言葉は、信じるか信じないかの二元論を迫る言葉です。 仏教は二元論を否定し、非二元論の思想を表明しています。 信じるといっても、その信じ方は大変幅のあるものなのです。 トランスパーソナル心理学者、ケン・ウィルバーは「フラットランド」と称し、 |
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ある時ネパールの巨大な目玉の描かれた、ボーダナートのストゥーパ・レストランで 見下ろすとチベットの老人たちが仏塔の周りを、ある人はせわしなく、ある人はのんびりと、 これを見ていた私には、とんでもない疑いが生じてきました。 それから1週間、私は東京に通勤するラッシュアワーのホームにたたずんでいました。 文化は洗脳をしているのです。 せわしないけど豊かな日本と、のんびりしているけど貧しいネパールの文化。 あるチベット人が言いました。 そうなのです。 思考フレームはひしゃくにもなります。 社会の思考フレームから逃れ、別の思考フレームを得ても、その思考フレームが依存によるものだと、 考えることは大変面倒なことなのです。 |
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宇宙船地球号の船長は回心が必要とのご意見ですね。 子供のような自分しか考えない、わがままな子供意識レベルから、 回心は大きなパニックがこないと始まりません。 でもこの世の終わりがすべての終わりではありません。 そのことを気づかせるために破壊の神、シバ神があばれているのです。 ところで宇宙船地球号の船長とは、誰でしょう? 多くの借金を抱えた人々は、心の奥で社会の破壊を祈ります。 4年程前、TVを見ていると黒い画面に「死んだら何も残らない!」と白い文字が浮かび上がりました。 でも言葉はエネルギー(力)です。 先日友人がパンフレットをポスティングされていました。 輪廻があるという思想は、どんな時でも責任が付きまとう事になります。 それから比べると、「たった一度の人生観」は 最近欧米系の保険会社と契約しました。 |
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現代の文明は理性的なものを尊重します。 理性は氷山の一角で、海の底には膨大な無意識が存在するのです。 ユングのような心理療法家は、事実を事実として理解せざるを得ません。 戦争を繰り返してきた人類史を見ると、私には人間は理性的な存在ではないと思えるのです。 中国ではこれを陰陽と捕らえ、タオ(道)という全体を想定します。 |
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捨身餌虎の喩えは、あくまでも人間の高慢をたしなめる喩えに過ぎません。 ユング心理学では古代の神話の中に元型(アーキタイプ)という象徴を想定します。 ダッチンカーリーの儀式は血を求めるカーリー神を産み出す儀式です。 |
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アメリカ合衆国はピューリタンの人々が自由・平等・博愛の理想主義で成立しました。 私もジョンウェインの西部劇を通して、そのように思い込まされてきました。 現在ブッシュ大統領が悪の枢軸と叫んでいます。 |
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密教の思考法は自己を解体するところから始まります。 自己(の心)は文化とか社会の束縛にあっています。 そのフレームを一回外し、心の束縛を自由にするところから密教は始まります。 釈迦はそのため王子の地位も捨て、乞食としての生活を始めました。 まんだらや密教研究所のホームページではサリンジャーの短編小説を中心に 「なぜそう思うのだろう?」 思考を言語化することによって、哲学は生まれたのです。 以上の文章が先生のお問い合わせに答えるものになっていることを期待いたします。 視点の違い(認識)が世界を創っているという考え方は、仏教の唯識哲学に詳しく述べられています。
2004.11.15 まんだらや 小林宗次郎 ナマステ |
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